雨を感じるという事。
ボブ・マーリーの名言にこんな言葉がある。
【ただ雨に濡れる者もいれば、雨を感じる者もいる】
私は、この言葉が好きで、今まで雨の日でも自転車に乗りカッパを着て外へ出ていた。
そうすれば雨を肌で感じる事ができると信じていた。
そして外へ出れば、「今、身体で雨を感じているんだ」と思っていた。
普通の人は雨に濡れたくないと思うだろう。
しかし私は、喜んで雨に濡れれば雨を感じていると勘違いしていたのだ。
わかっているつもりになっていた。
結局はただ雨に濡れる者になっていたのだ。
しかし今日、雨の中傘を指し歩いている時に、ふと気が付いた。
雨に濡れている感覚を感じている自分がいるという事である。
【雨に濡れている私の感覚】に気付いた瞬間。
これが感じるとという事なのかと、私なりの解釈で締めたいと思う。
雨を感じる。